リア充は熊にでも殺されればいい
~解説~
油彩 F60号(1,303×970)
俯瞰図というものにあこがれている。
いざ描いてみると時間のたつのも忘れるくらいちまちまと街を描いている。とても楽しい時間だ。悩みや不安といったものを感じる暇なくビル窓ビル窓とかいているのは快感といっていいくらいだ。それが夜景や曇りの町といった晴れの昼間以外だと妙に艶っぽく感じるのは自分だけではないはずだ。
個展をするときに大きな絵を描きたいと思っていたが、時間もないし、描くのも遅かったため60号で妥協したが、下塗りの時点で妥協どころが60号でもあきらめようかと思った。マイフェイバリット色のブルーブラックのチューブを何本も使った。
夜景にしようとおもったのも偶然でネットでネタをさがしていると某イラストのSNSで夜景の描き方みたいなやつが載っててそれを参考にデジタル画法をアナログに落として描いてみた。昔からシムシティ系は好きだったので、いろいろ考えながら描いていくのは楽しかった。が理屈を考えるのが苦手な自分は高速道路(アウトバーン)の合流とかはほぼ適当に描いたので辻褄がどうとかは気にしないでいただきたい。
他にもまだまだいろいろと描きこみたい要素がたくさんあるが、もう発表してしまったのでここで終わりです。
よくみると↑の道路に停止線がある。
大都会に巨大な熊がハチの巣もってやってきた。
ただそれだけの絵。熊に意味もなければ都会にも意味はない。
この絵のタイトルは『リア充は熊にでも殺されればいい』である。
この作品を発表した個展のテーマである相対性理論。
その原理から予測される現象の一つの「物質の速度が光速に近づくと空間が縮む」。
物質の速度は関係なくただ、空間が縮む→空間が狭い→心が狭い→死ねリア充になっただけである。ただそれだけのためにF60号を用意した。
しかしこの絵を夜の11時頃仕事から帰宅し2時間ほど絵を描いて寝て出勤というローテーションを続け2か月で描き上げた自分を褒めたい。
当時は内緒にしてたが、この絵のなかに自分の銀行口座の暗証番号が書かれているが、直接数字は描いていないし、わかったと言われても正解を発表はしない、ヒントも出さない。作者自己満のダレトク情報である。
個展名 ~ものさしで図る相対性理論展 より~
~個展時の説明分より~
作者の心情とかではなく、博多弁でいう「ケツの穴の小さか男やね!!」と言われない心の広い人になりたい。あるデータによると自然界において人間を一番多く殺害している野生生物は、熊ではなく蜂である。
※あるデータによると~のくだりは昔なんかの本に書いてあったので本当かどうかはしらない。