同じ空見上げたグラデーション
~解説~
油彩 F15号(652×530)
第2回目の個展の配布用DMにした一枚。
グラデーションといえば、色、音、想い、ツール、そしてパワーといろいろあるが、
夢に恍惚と不安を持つ人達は時代は違えども同じ空を見上げながら成長をしていくんだろうなという思いに、グラデーションという言葉をつけるとかっこいいんじゃない?の思いだけで、タイトルが決定した。
この当時は俯瞰の町というものを描きたい欲が強く、うまく描きたいというより街っぽいものを描きたい。どうせなら階段を見下ろす構図がいいと思い、お世話になっているヤフーの画像検索で「階段」「俯瞰」「町」などのワードで探していたと思う。
登場人物の女の子はギター一本で町を観客に単独ライブ中。(小さくてわからんけど)
ただ、この絵のときの個展のテーマが未確認な非日常である。
当時、すでに話題にすらならなくなった一発屋のスカイフィッシュが描かれている。
くわしい説明はwiki先生にお任せするが、ビデオカメラにしか映らないということで、若干魚眼的な丸みをつけているが、言われないと気付かない。
またこのころより、絵に鶏を入れるということが知られるようになった。
NHKの番組でマッチ棒で城を作るおじさんが、城を作る際に作者しかわからないような部分を一か所つくるっていうので、真似してみたくて、ある時はわかるようにダミーの鶏をおいて、絶対わからないようなところに描いたりしてどや顔していた。
で塀に一羽描いたが、それで終わってた。
個展名 ~ 未確認な非日常展 ~
作者の大好物UFOやUMA、世界の都市伝説をテーマにした作品8点の個展である。
2011年4月開催のこの個展のちょっと前に東日本大震災があった。幸い福岡には被害はなかったが、日本はもとより世界中が原発や被害に注視していた時期である。
そのような中でも、仕事が終わってから毎日深夜2時くらいまで絵を描いていた。
自分は描くのが遅いうえにペース配分もわからないので、この個展のときに描いた絵のうち2枚ほど、間に合わせるため、手を抜いたうえ、描きかけであった。そしてそれをまんまと見破られた。
自分の世界構築で手を抜いてどうする!!と、恥ずかしい思いをしたので、次回からはきちんと描いていこうと思ったが、いまでも、描きかけはなくなったが、手抜きの部分はあるようだ。
~個展時の説明分より~
スカイフィッシュ・・・
1995年、ビデオ編集者のホセ・エスカミーラが仕事中にビデオ映像をコマ送りすることによって発見した。ビデオカメラや写真には写るが、実際に捕獲された報告のないことから話題となり、日本を含め各地で同様の事例が報告された。
一部では、「古代(カンブリア紀)に棲息していたバージェス動物群の一種、アノマロカリスの生き残りが進化したもの」という説も提唱された。